根岸線山手駅徒歩8分、横浜市中区のピアノ教室の菊地です。
サマーコンサートが終わり、気づけば8月。
今年もあと5か月だなんて、早すぎます💦
生徒さんたちは、塾の夏期講習や帰省などで忙しい時期ですが、そんな予定の合間をぬって、しっかりレッスンに通ってきてくれています。
7月にもっとも読んでいただいたブログ記事は、「やはり電子ピアノでは限界なのか」でした。
多くの方に読んでいただけたこと、本当にありがたく思います。
同時に、それだけ電子ピアノに関する関心や悩みが多いのだと、改めて感じています。
おそらく読んでくださっているのは電子ピアノをご家庭でお使いの保護者の方、これからピアノの購入を検討されているご家庭、あるいは、日々の指導の中で「音色」「タッチ」「表現力」に向き合っているピアノの先生方ではないでしょうか。
今回のサマーコンサートでは、正直なところ「この子は電子ピアノかな?アコースティックかな?」といった違いは、客席からはほとんど感じられなかったのではないかと思います。
もちろん、会場のスタインウェイ(4000万👀)と響の力も大きかったです😆
でもそれだけでなく、生徒さんたち自身が、しっかりしたタッチで響きを作る力をつけてきてくれたからこそ。
実際、電子ピアノで練習している生徒さんたちも、最近は少しずつその“違い”に自覚が出てきています。「Shigeru KAWAI、重たい…」「手が疲れる…」という言葉がぽろっと出るように。
そんな時「もっと重みを乗せてみよう」「鍵盤の底を意識しよう」「今の強弱、意識できた?」等、年がら年中声をかけ続けています。小さな気づきの積み重ねが、確実に音にあらわれてくるからです。
“ピアノを習うということの“幅”
他の習い事(特に受験塾)との兼ね合い、ピアノに対する思いの温度差(親と子それぞれ)練習環境の制約…。どのご家庭にも、それぞれの事情があります。
その中で、限られた環境でもどうすれば音楽的な成長ができるのか。私は、いつもそのことを考えながらレッスンに向き合っています。
電子ピアノの限界は確かにあります。葛藤もあります。
けれど、それを知った上で工夫をすれば、子どもたちはその“限界”を超えるような演奏をすることがあります。それは、道具以上に「伝えたい」「感じ取りたい」という思いがあるから。
もし、読んでくださった方の中に「うちも同じ悩みがある」「ちょっとヒントになったかも」そんなふうに思っていただけたなら、とても嬉しく思います。まだまだ猛暑が続きますが、元気にこの夏を乗りきりましょう。