根岸線山手駅徒歩8分の横浜市中区のピアノ教室の菊地です。

今日は、梅雨入りしたけど日差しもあって気温もあがりました。蒸し暑かったですね。

今週も1週間のレッスンが無事に終了しました。

私はレッスンで宿題の曲を演奏してもらったあと、生徒さんに

「今の演奏、どうだった?」

と聞くことがあります。

もちろん、入会したばかりの小さな生徒さんはポカーンとしてしまいます(笑)。笑ってごまかしてしまう子もいます。

そんなときは、

「どこがうまく弾けたと思う?」
「どんなことを想像して弾いたの?」
「難しかったところはあった?」

というように、少しずつ質問を変えながら聞いていきます。

すると、

「ここは大きな音で弾くように気をつけた」
「左手を小さくしようと思ったけど、うまくできなかった」

など、少しずつ言葉が出てくるようになります。

実は、自分の演奏を自分の耳で聴くことは簡単なことではありません。

楽譜を見ながら指を動かし、そのうえで自分の音を客観的に聴くには、とても高い集中力が必要です(ピアノは難しい楽器なのです)

疲れているときや眠いときには、自分の音を聴く余裕がなくなり、ただ弾くだけになってしまうこともあります。

私はレッスンの中で何年もかけて問いかけを続けます。

そうすると少しずつ、自分で考え、自分の言葉で伝えられるようになっていきます。

その積み重ねがあるからでしょうか。思春期になっても、学校のことや部活のこと、将来のことなどを話してくれる生徒さんがいます。

音楽の表現には、「これが唯一の正解」というものはありません。

守るべき約束ごとはありますが、どう感じ、どう表現するかは一人ひとり違ってよいものです。

だから私は、生徒さんそれぞれが自分らしい表現を見つけられるように、さまざまな例を示したり、一緒に考えたりしながら日々のレッスンを行っています。

自分で考え、自分の耳で聴き、自分の言葉で表現する。

ピアノを通して、そんな力も育ってくれたらうれしいなと思っています。