根岸線山手駅徒歩8分の横浜市中区のピアノ教室の菊地です。

昨日までムシムシしていましたが、今日の日中は急に涼しくなりました。これでやっと平年並み

ブルグミュラーコンクールに生徒さんが参加した。生徒さん宅は電子ピアノだけど、昨年からいくつかのコンクールに挑戦してきた。いい結果をもらえたこともあったけど、なかなか現実は厳しい。

電子の生徒さんは、出してほしい音はでなくて、出なくていい音はでちゃう。特に小さな音を音ぬけしないように芯のある音で弾くのは難しいし、スタッカートは、ぴょんぴょんうさぎが跳ねてるみたいになる。スタッカートにも色々なスタッカートがあるのに。それからクレッシェンドやデクレッシェンドが極端。自然な演奏ができない。特にコンクールに出るには、細かなニュアンスの変化が大事。レッスンではカワイの最高峰のグランドを弾き、ある程度いいところまでもっていけても、お家での練習が電子だと、ピューともどっていってしまう。これは本当にもったいないし、残念なこと。でも、アコースティックピアノを置くことができない生徒さんもいる。いつも私は葛藤しているのだ。以前のブログに書いたが当教室の生徒さんのピアノ率は25%だった。今日調べたら43%にあっがった😊いいこと。9月にヤマハが新しい電子ピアノ「クラビノーバCLP-800」を発売した。こちらのセミナーを来週受講予定。またブログに書いてみたい。

コンクールは受けることにより、普段よりもずっと曲について深く勉強するので、必ず上手になるし有意義な体験となる。結果ばかりにこだわってしまう人はうけない方がいい。競争ではなく、コンクールに出るために頑張ってきた自分をほめて、今後進歩した自分の音楽をどう作って表現するかが大切。小学生のコンクールの時間はながーい人生のごく一部。中学生、高校生、大学生、そして大人になってもピアノが弾ける素敵な楽しい音楽人生を送れるように。私はそのお手伝いをしてきたいと思う。